『星の王子さま』
深夜电台将推出《小王子》夜读栏目
希望这些温暖的声音
能在夜深人静时
伴你入眠
治愈你的心灵
还有
做个好梦
韩子超
これから話すのは、とても悲しい思い出でね。なのに、あの子のことを、あの小さな男の子と描こうと思ったのは、忘れないためだ。そう、ヒツジと一緒に行ってしまった、あの、僕の「友だち」を忘れないために……
僕は飛行機乗りだ。いまから六年前、エンジンの故障で、僕はサハラ砂漠の真ん中に、ひとりとり取り残されるはめになった。人が住む土地は遥か彼方、それに水は一週間分しかない。
そんな最初の晩の明け方、眠っていた僕は、驚いたことに、可愛らしい声で目が覚めた。その不思議な声はこう言っていた。
「お願い……ヒツジの絵を描いてよ」
飛び起きてみると、目の前に、なんとも風変わりな小さな男の子がいた。こんな砂漠の真ん中に男の子がひとり。
それがまるで、なんでもないことであるかのように。あまりに謎めいていたけれど、あるいはそのためか、僕はせがまれるまま、紙とペンを取り出すと、ヒツジの絵を描いていた。
男の子は、それをじっくり見てから言った。
「違う、これはひどい病気に罹っている。別のにしてよ」
僕は描いた。
男の子は、まったくもう、と言わんばかりに、かわいい笑みを浮かべた。
「わかってるくせに……これはヒツジじゃない、オヒツジだよ。角があるじゃない……」なので僕は描き直した。
だけどそれも却下。
「こいつは年をくいすぎている。僕は長生きするヒツジが欲しいんだ」
エンジンの分解をさっさとはじめたかった僕は、しびれを切らし、そこで、箱の絵をささっと描いた。そして投げつけるように言った。
连杰婕
「これは箱だよ。君が欲しがっているヒツジはこのなかにいる」
実は僕は六歳の頃、その手の絵を一度描いたことがあった。大人はまるで相手にしてくれなかったけれど。
だからこんな箱の絵を大人に見せても、この絵のどこにヒツジがいるんだ?
ただの箱じゃないか?って言われただろうね。
だけど、驚いたことにこの子は、顔を輝かせながら、こう判決をくだしたんだ。
「まさにこれだよ!このヒツジには草をいっぱいやらなくちゃならないと思う?」
「どうしてさ?」
「だって僕んところは、うんと小さいから」
「絶対大丈夫。うんと小さなヒツジを描いたからね」
男の子は絵を間近で見た。
「そんなに小さくないな……あれ、寝ちゃった」
それが僕と「小さな王子」との出会いだった。
この子はどこから来たのだろう。
とりとめのない王子の話を繋ぎ合わせてみると、おそらくは別の星から、それも、せいぜい一軒の家くらいの大きさしかない。
とてもとても小さな星から来たようだ。
その星にバオバブの木が生えることを教えてもらったのは、出会ってから三日目のこと。王子が「本当にヒツジは小さな木を食べるのかなあ」と言ったのがきっかけだった。
王子は朝、星に生えた雑草を引っこ抜くのを日課にしていたのだけど、なかでも恐ろしいのはバオバブで、これは手遅れになると、駆除できなくなってしまう。
星中がこの木でいっぱいになって。根で穴を空けてしまうんだ。小さな星にたくさんのバオバブが生えたら、星が壊れてしまう。
王子の忠告に従って、僕は地球の子供たちにもそのことを頭に入れてもらおうと、バオバブの木の絵を一生懸命描いた。
梁冉ああ、王子よ、僕はこんなふうにして、少しずつ、君の、寂しい暮らしぶりが分かってきた。君の気晴らしといえば、ずっと、夕焼け時の静けさだけだった。
僕が初めてそのことを知ったのは、四日目の朝、君がこう言った時だ。
「僕は、夕焼けを見るのがとても好きなんだ。夕焼けを見に行こうよ!」
「だけど、まだ時間があるよ。」
「まだ時間があるって?」
「日が暮れるまでまだ時間がある」
君ははじめ、とても驚いた様子だった。
それから自分で自分を笑って、こう言ったね。
「ここは僕の星じゃなかった。」
そう、アメリカがお昼の時、フランスではお日さまが沈んでいる。
一分でフランスに移動すれば、夕焼けを見ることができる。ただ一分で移動するにはフランスはあまりに遠い。だけど、君の星はとても小さいから、椅子を数歩引くだけで、見たいときに*昏の風景を見ることができたんだね。
王子は言った。
「夕焼けを四十四回見た日もあるよ」
そしてちょっと間を置いて、こう付け加えた。
「あんまり悲しいと、夕焼けが好きになるよね」
「四十四回の日には、じゃあ、とても悲しかったんだ。」
王子は、それには答えなかった。
絵本――『星の王子さま』
原作:サン=テグジュペリ
翻訳:新島 進
絵:水野真帆
君の
憧れへ
音频:韩子超、连杰婕、梁冉
出处:星の王子さまクリオネハウス×地域共創(creatoroff.net)
编辑:20级日语MTI
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